・チャットGPTの登場で、ウェブライターはオワコン(もう終わっている)?
・フリーランスの仕事も減ってきているように思うのは気のせいかな・・・
・ライターがAI時代に進むべき道を教えて!
ウェブライターなどライティングを業としてきた人たちにとって、今話題のチャットGPT(ChatGPT)など、AIの進化は最大の脅威です。
AIによって、文章を生成できてしまうため、ウェブライター不要論も聞かれ始めています。
AIによる変化は確実にやってきています。大事なのは、今に仕事にとどまるか、「新たな仕事」に対応するか、できるだけ早く判断することです。
そこで、今回は、AI時代のwebライターの廃業のリスクや進むべき道について、書いていきます。
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AIの進化によるwebライターへの影響
AIによる職業の代替は、5年前から示されていましたが、チャットGPTなど生成AIの進化で、いよいよ現実味を帯びてきたのではないでしょうか。
これまでのITでは、賃金の低い職業を代替するイメージでしたが、AIは、賃金の高い職業も容赦なく代替される可能性があります。
チャット系AIがライターの仕事を奪う可能性
近年、AI技術の進歩により、チャットボットや自然言語処理技術が進化しています。
これにより、文章の自動生成や編集が可能になり、webライターの仕事にも変化が起きる可能性があります。
簡単な記事やニュースの自動生成
AIによる文章自動生成技術が進化することで、簡単な記事やニュースを自動生成することが可能になります。
例えば、スポーツの試合結果や天気予報などの情報を、AIが自動的にまとめて記事化することができます。
要約記事の自動生成
AIによる自動要約技術が進化することで、長文の記事を短くまとめた要約記事を自動生成することができます。
これにより、短時間で多くの記事を作成することができ、人手による編集や修正が必要ないため、コスト削減にもつながります。
誤字脱字や文章の調整の自動化
AIによる文章校正技術が進化することで、誤字脱字の自動修正や、文章の表現を適切なものに調整することができます。
これにより、ライターが書いた記事を編集する必要がなくなり、時間の節約や品質の向上につながります。
複雑な分析結果や専門的な記事の作成には限界がある
一方で、チャット系AIによる自動生成技術には限界があります。
例えば、複雑な分析結果や専門的な分野に関する記事は、まだAIによる自動生成には対応できません。
また、人間の感性や表現力などは、AIには代替できない部分があります。
ライターは読者に対して親近感や共感を呼び起こすことができます。
これは、AIによる文章生成では難しいことであり、読者の関心を引き付けることができる大きなメリットとなっています。
AI時代のwebライターの進むべき道
以上のことから、webライターの進むべき道は次の2つであると考えます。
1.熟練ライターとなり、生き残る
2.ライターではない新たな道を探る
それぞれについて、説明します。
1.ライターとして生き残る
以上のことから、チャット系AIによる自動文章生成技術は、ライターの仕事を奪うというよりも、単純なタスクやルーティンワークを減らすことで、ライターがより重要なタスクに集中できるようになる可能性があります。
また、AIが自動生成した記事や要約記事は、あくまでも基本的な情報の提供に留まり、本質的な部分や深い意味を伝えることができない場合があります。
特に、AIと違って、人間は1次情報を直接的に得ることができます。
情報の背景や文脈を理解し、判断することで、その情報の価値をより深く評価することができます。
そうしたことからも、AIをうまく使いながら本質的な深い部分を伝えることができる熟練したライターは、依然として重要であるといえます。
2.ライターではない新たな道を探す
一方、「中途半端なレベルの」ライターではAIに取って代わられることも間違いありません。
厳しい時代にライターとして続けていく自信がない場合は、早い段階で新たな道を考えることも必要なことです。
AI時代には、「AI職に就くこと」が最も安定的な道だと考えます。
「でも、いきなりプログラミング学んでエンジニアとかってきついなぁ…。」
決してエンジニアだけがAI職ではありません。自分の特性に合ったAI職があります。以下、紹介していきます。
文系出身者から理系まで AI職3種のちがい
AI職は、文系出身者から理系のエンジニアまで、自分の特性に合ったものを目指していくことが大事になると思います。
AI職は大きく分けて次のとおりです。
1.AIエンジニア
AIエンジニアは、AIシステムを設計・開発するための技術的スキルを持った人材です。
AIに関する数学的な知識やプログラミングスキルが必要不可欠です。
AIエンジニアは、ニューラルネットワークや機械学習などのアルゴリズムを選択し、最適なパラメータを調整することで、AIシステムの開発を行います。
2.AIデータサイエンティスト
AIデータサイエンティストは、ビジネスや社会問題を解決するために、AI技術を活用するための専門的なスキルを持った人材です。
大量のデータを収集し、解析することで、ビジネスや社会問題の解決に貢献します。
AIデータサイエンティストは、プログラミングスキルや統計学の知識などが必要不可欠です。
3.AIプランナー
AI技術を用いて企業や組織のビジネス戦略を立案する専門家です。
AIプランナーは、データ解析や予測分析を行うことで、将来的な市場のトレンドや需要予測などの情報を収集し、それをもとに戦略的なビジネスプランを立案します。
AI技術にもある程度精通し、ビジネスの知識も持っている必要があります。
ただし、プログラミングなど理系的知識は他の2職ほどは求められないため、文系事務職が生き残る道として、検討すべき職になるでしょう。
これなら、私でもできそうな気もしてくる。
4.プロンプトエンジニア
【大注目】チャットGPT活用スキル「プロンプトエンジニアリング」
チャットGPTの大流行で、日本でも生成AIの普及が進んでいくことが現実のものとなっています。
そうした中で、今、生成AIをうまく活用するためのスキルである「プロンプトエンジニアリング」が大注目です。
このスキルは、文系理系、技術職・事務職問わず、どの部門においても必須のものとなっていくかもしれません。
まとめ
AI時代のwebライターの廃業のリスクや進むべき道について、説明しました。
・AIが自動生成した記事や要約記事は、あくまでも基本的な情報の提供に留まり、本質的な部分や深い意味を伝えることができない場合があるため、熟練したライターの役割は、依然として重要であるといえます。
・一方、「中途半端なレベルの」ライターではAIに取って代わられることも間違いありません。
新しい時代を見据え、自分の実力を見極めた上で、方向性を考えてみることが大事ではないでしょうか。
どんな時代もスキルアップは必要よね。前向きに学んでいれば、いいことがありそう。フリーランスとして、今よりもっと稼げるようになれればいいな。
フリーランスを対象としたクラウドソーシングにしても、AIスキルを持った人を必要とする「新たな仕事」が増えてくるでしょう。ライターより単価の高い仕事を受けられるようになるために、頑張って学ぶ価値はあると思います。