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【チャットGPT危機】税理士など士業がAI時代に転職せず生き残る方策とは

自然な言葉で文章を生成できる「チャットGPT」(ChatGPT)が世界中で話題になっていますが、いよいよAI時代の到来が現実のものとなり始めています。

これまで専門資格職業として独占業務を認められてきている「士業」ですら、AIによる代替可能性があると言われていましたが、最近、チャットGPTの盛り上がりとともに、士業の方のAIへの関心も急速に高まってきています。

生き残りをかけて、「我先に」と、こうした分野のスキルアップを図る人たちも増えているようです。

 

こうした時代にどのように対処すべきか書いていきます。

 

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チャットGPTによる税理士など士業の業務への影響

士業の業務の「AIによる代替可能性」

AI時代の到来で人間から仕事が奪われることについては、数年前から言われていましたが、今回のチャットGPTなどの進化をきっかけに、この時代が近づいていることを感じている人も多いようです。

これまでのIT革命などのように、単純業務の機械化が進むというレベルの話ではありません。

2015年に公表された野村総研とオックスフォード大の共同研究では、これまで専門資格職業として独占業務を認められてきている「士業」ですら、AIによる代替可能性があることを示しています。

士業 AIによる代替可能性
行政書士 93.1%
税理士 92.5%
弁理士 92.1%
公認会計士 85.9%
社会保険労務士 79.7%
司法書士 78.0%
弁護士 1.4%
中小企業診断士 0.2%

 

この評価が正しければ、AI時代には、弁護士や中小企業診断士を除いて、税理士や公認会計士といった士業が今のまま生き残るのは、かなり難しいということになります。

 

例えば、次のような記事を見ても、士業の将来について、少なくとも今のままということは、まずなさそうです。

 

diamond.jp

 

kaikeiplus.jp

 

 

こうしたことを参考にすれば、AI時代では、士業の仕事のうち、単純作業が自動化され、人でなければできない業務へ特化が進むと予測されます。

 

少し古いですが、平成28年総務省「情報通信白書」で示されている「AI導入で想定される雇用への影響」を見ても、雇用の代替の動きは避けられないものと想定されており、この先、AIの利活用により生まれる新たな仕事に対応することが求められることになるでしょう。

総務省平成28年版 情報通信白書」より)

 

 

つまり、AI時代に、士業の仕事を続けるのであれば、業務における「AIとの共存」は必須となることでしょう。

 

そして、AIと共存するためには、「AIで何ができて、何ができないのか」、「どう AI を活⽤したらよいか」、「ここに AIを活⽤するとどうなのか」等のリテラシーを得ておかなければなりません。

このまま何もしなければ厳しいですが、今気づけるなら、まだチャンスです。

 

そのため、AIに関する知識を習得する必要があります。

 

税理士業務はどうなるか

1.AIによる税理士業務の変革

税理士業界におけるAIの導入は、これまでにない変革をもたらしています。

AIの活用により、税理士の働き方が劇的に変わり、業務効率化とプロフェッショナリズムの向上が実現されています。

AIが税理士の業務に与える最も大きな影響は、業務効率化です。

例えば、膨大なデータを高速で処理し、緻密な計算を行うことがAIの得意とするところです。

税務申告書の作成や経理業務など、従来は手作業で行われていた煩雑な業務をAIが自動化することで、時間と手間を大幅に削減できます。

これにより、税理士はより多くの時間をクライアントとの対話や戦略的なアドバイスに充てることができます。

また、AIの導入によって、税理士のプロフェッショナリズムも向上します。

AIがデータの整理や分析を担当することで、税理士は専門的な知識やスキルをより深化させることができます。

これにより、クライアントに対して高度な専門知識を提供できるため、信頼性のあるサービスを提供することができます。

 

2.これからの新しい時代の税理士の働き方

こうしたAIやデジタル技術の発展により、税理士は新たな役割と価値を提供することが求められるでしょう。

そのためには、税理士自身もスキルや成長に対するアプローチを変えていく必要があります。

新しい時代において、税理士は従来の業務に加えて、データ解析やビッグデータの活用など、テクノロジーに精通したスキルを持つことが重要です。

データの扱い方や分析手法を理解し、ビジネスの課題解決にAIを活用できる能力が求められるのです。

また、税理士の成長には積極的なアプローチが必要です。

変化の激しい時代においては、常に学び続ける姿勢が求められます。

 

 

3.税理士がなくなるのか?

AIの進化によって、税理士がなくなるのかという懸念が持たれることがあります。

しかし、AIは税理士の代替ではなく補完としての役割があると考えられます。

AIはデータ処理やルーチン業務に優れた能力を持っていますが、税理士の専門知識や人間的な判断力には及びません。

税理士の役割はAIと共に進化していくことでしょう。

 

 

税理士など士業がAI時代に生き残る方策

AI時代の新たなテクノロジーや制度の変化に対応するために、税理士をはじめとする士業は自らのスキルアップに努めるべきです。

 

文系出身者から理系まで AIスキルは大きく3つ

AIに関連するスキルはいくつかあり、文系出身者から理系のエンジニアまで、幅広く存在します。

大きく分類すると次の3つです。

 

 

1.AIエンジニア

AIエンジニアは、AIシステムを設計・開発するための技術的スキルを持った人材です。

AIに関する数学的な知識やプログラミングスキルが必要不可欠です。

AIエンジニアは、ニューラルネットワーク機械学習などのアルゴリズムを選択し、最適なパラメータを調整することで、AIシステムの開発を行います。

 

2.AIデータサイエンティスト

AIデータサイエンティストは、ビジネスや社会問題を解決するために、AI技術を活用するための専門的なスキルを持った人材です。

大量のデータを収集し、解析することで、ビジネスや社会問題の解決に貢献します。

AIデータサイエンティストは、プログラミングスキルや統計学の知識などが必要不可欠です。

 

3.AIプランナー

AI技術を用いて企業や組織のビジネス戦略を立案する専門家です。

AIプランナーは、データ解析や予測分析を行うことで、将来的な市場のトレンドや需要予測などの情報を収集し、それをもとに戦略的なビジネスプランを立案します。

AI技術にもある程度精通し、ビジネスの知識も持っている必要があります。

 

 

新たに注目されている「プロンプトエンジニアリング」

これらの3つのAIスキルに加えて、今、大注目なのが「プロンプトエンジニア」です。

簡単に言えば、チャットGPTなどの生成AIを最適に活用するための指示文を開発するなどを行う役割を担います。

チャットGPTなど生成AIは、プログラムの作成なども指示を出せば作成できてしまうため、むしろ、今後は、こうした多機能のAIを、どうやってうまく活用するかというスキルへの需要が一気に拡大すると見られています。

 

税理士など士業にとっては、この「プロンプトエンジニア」のスキルこそ、AIと共存する意味で、より関係が深いものと考えられます。

 

まとめ

税理士など士業もAI時代の現実を直視し、動かなければならない時が来ていると思います。

こうした時代の動きにいかに迅速に対応できるかが、今後の道を左右することは間違いないと思います。

知識を習得し、AIと共存できるよう頑張ってください。

 

 

 

※税理士業務の効率化につなげるためのスキル「プロンプトエンジニアリング」に関する講座は次の記事をご覧ください。

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プロンプトエンジニアリングの講座があるオススメのAIプログラミングスクール

 

 

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