・AIの普及で事務職の仕事は、どのくらいなくなるのだろうか・・・
・事務職の自分は何か動いておいた方がいいように思うけど、具体的に何をしていいか分からない
・人より先にスキルを身に付けておきたいから、方法を教えて!
チャットGPTをはじめとする生成AIの開発が加速し、多くの人が、「AIにより仕事がなくなる」不安を感じ始めています。
逆に、大きな変化の中で先んじて動くことができれば、チャンスをつかむことができます。
そこで今回は、日本の事務職の大量リストラ時代が到来する前に、できることについて、説明していきます。
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事務職は仕事がなくなる前に何をすべきか
AIによる職業の代替可能性
AIに関する有名な研究(野村総研とオックスフォード大の共同研究)で、かねてから、多くの職業、特に事務職はAIにより代替可能性が高いことを示していました。
コロナ禍で若干停滞していたように思えたAI普及の動きも、チャットGPTの登場により、一気に現実味を帯びてきたと言えます。
三菱総研のグラフでは、事務職は2020年代前半から過剰となり、120万人になるとも言われています。事務職の大量リストラ時代が目の前に迫っていることを、直視すべきでしょう。
(詳しくは次の記事を参照ください)
news.infoseek.co.jp
総務省の資料からも、AIは、これまで賃金の高かった職業も容赦なく代替していく可能性があります。
AIによる事務職への影響はどう進むのか
AIは、事務作業の自動化や効率化に大きな役割を果たしています。
今後も、ますます事務職の仕事に取り入れられることが予想されます。
AIが事務職にどのように活用されるかについて、いくつかの例を挙げます。
自動化による業務効率化
AIを活用することで、データ入力やファイリング、予約管理などのルーチン業務を自動化することができます。
これにより、従来は時間のかかっていた業務を効率的に処理できるようになり、事務職員の負担軽減や業務効率化につながります。
AIを活用することで、大量のデータを自動的に解析し、分析結果を専門家に提供することができます。
例えば、販売データの解析による商品の改善やマーケティング戦略の見直しなどがあります。
AIを活用することで、電話応対やメール対応など、顧客とのコミュニケーションに関する業務を効率化することができます。
また、自然言語処理技術を活用した、自動応答システムの導入も進んでいます。
人事管理におけるAIの活用
AIを活用することで、履歴書や職務経歴書の自動分析や、採用面接の自動化などが可能になります。
また、AIによる人事評価やキャリア開発の支援など、人事管理においてもAIの活用が進んでいます。
AIの進歩に伴い、これらの活用方法はますます進化し、事務職においてもAIが重要な役割を果たすようになるでしょう。
事務職の人は転職やリスキリングを急ぐべきか
AIの進化により、事務職の一部の業務が自動化される可能性が高くなりますが、全ての事務職がリストラされるわけではありません。
また、AIが自動化できない業務や人間の判断力やコミュニケーション能力が必要な業務も多く存在します。
そのため、すべての事務職がリストラされるわけではなく、AIと人間が共存する社会になると考えられます。
今後ますます競争が激化する中で、個人が自己成長し続けることが重要です。
事務職の方々も、新しいスキルや知識を習得し、自分自身を成長させることで、今後のキャリアアップや転職につなげることができます。
例えば、AIを活用した業務の運用やAIとの協業など、AIを使いこなすスキルを身につけることが重要です。
したがって、リスキリングや転職を急ぐかどうかは、個人の状況やキャリアアップの意欲、市場の需要などによって異なります。
ただし、自己成長に積極的に取り組むことは、AIに限らず今後ますます重要になることは間違いありません。
AIスキルを早く身に付ければ先行者利益を得られるか
AIスキルを早く身につけることで、先行者利益を得ることができる可能性があります。
AIの技術やアルゴリズムは常に進化しているため、早期にAIスキルを身につけることで、新しい技術やアルゴリズムについて、いち早く知ることができます。
また、AIを活用したビジネスのニーズが高まっているため、AIスキルを持つ人材に対する需要も高まっています。
ただし、AIスキルだけでなく、実際にビジネスにおいてAIを活用するための知識や経験が必要となるため、AIスキルを身につけるだけでなく、実践的な経験を積むことが重要です。
また、AIの技術やアルゴリズムは急速に進化しているため、常に最新の情報をキャッチアップすることが必要です。
AIに関連するスキルを身に付けることが最も安定的な道
このように、将来を見据えれば、AI時代には、「AIに関連するスキル」を身に付けることが最も安定的な道だと考えます。
決してエンジニアだけがAI職ではありません。自分の特性に合ったAI職があります。以下、紹介していきます。
文系出身者から理系まで AI職3種のちがい
AI職は、文系出身者から理系のエンジニアまで、自分の特性に合ったものを目指していくことが大事になると思います。
AI職は大きく分けて次のとおりです。
1.AIエンジニア
AIエンジニアは、AIシステムを設計・開発するための技術的スキルを持った人材です。
AIに関する数学的な知識やプログラミングスキルが必要不可欠です。
AIエンジニアは、ニューラルネットワークや機械学習などのアルゴリズムを選択し、最適なパラメータを調整することで、AIシステムの開発を行います。
2.AIデータサイエンティスト
AIデータサイエンティストは、ビジネスや社会問題を解決するために、AI技術を活用するための専門的なスキルを持った人材です。
大量のデータを収集し、解析することで、ビジネスや社会問題の解決に貢献します。
AIデータサイエンティストは、プログラミングスキルや統計学の知識などが必要不可欠です。
3.AIプランナー
AI技術を用いて企業や組織のビジネス戦略を立案する専門家です。
AIプランナーは、データ解析や予測分析を行うことで、将来的な市場のトレンドや需要予測などの情報を収集し、それをもとに戦略的なビジネスプランを立案します。
AI技術にもある程度精通し、ビジネスの知識も持っている必要があります。
ただし、プログラミングなど理系的知識は他の2職ほどは求められないため、文系事務職が生き残る道として、検討すべき職になるでしょう。
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4.プロンプトエンジニア
チャットGPTの大流行で、日本でも生成AIの普及が進んでいくことが現実のものとなっています。
そうした中で、今、生成AIをうまく活用するためのスキルである「プロンプトエンジニアリング」が注目です。
このスキルは、文系理系、技術職・事務職問わず、どの部門においても必須のものとなっていくかもしれません。
このプロンプトエンジニアリングを学べる講座は、次の記事をご覧ください。
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