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チャットGPTによるクラウドソーシングとフリーランスへの影響

最近はチャットGPT(ChatGPT)の話題を目にしない日はないほど、その注目度は増すばかりです。

イタリアでは個人情報保護の観点などからチャットGPTを規制するなど、欧米では警戒論が高まっています。

一方、チャットGPT開発の「オープンAI」のアルトマンCEOが来日して岸田首相と面会し、日本拠点の開設も示唆しています。

 

欧米のAIに対する抵抗感については以前から指摘がされてたから、規制が強化されていくのかな。

逆に日本は比較的抵抗感は少なく、国内の人手不足という課題も相まって、AI導入が進みやすい環境にある言われているから、このまま突き進むのかも。

日本では今回の動きをきっかけに、チャットGPTやAIの導入が加速していってもおかしくありません。そうした中、チャットGPTの影響を受けやすいと考えられるのが、クラウドソーシングと、そこで仕事を受けているフリーランスです。

そうそう、今のところまだ仕事があるけど、この先、大丈夫なのかしら。

 

今回はこのことについて説明していきます。

 

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チャットGPT(ChatGPT)がクラウドソーシングに与える影響

現在、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングには多くのタスクが存在し、在宅のフリーランスなどが仕事を請け負っています。

 

今後、もしチャットGPTの精度がさらに上がると、その影響はクラウドソーシングにおいても大きな変化をもたらす可能性があります。

 

現在、多くのクラウドソーシングのタスクは、テキストの翻訳、要約、校正などの基本的なものですが、簡単な仕事はなくなるかもしれません。

また、自動応答、チャットボット、音声アシスタントなどのような自動化技術によって、より多くのタスクが自動化される可能性があります。

 

一方で、チャットGPTの精度が上がっても、人間の専門知識や経験が必要とされるタスクにおいては、人間の手によるクラウドソーシングの需要が残るでしょう。

例えば、デザイン、プログラミング、ビジネスコンサルティングなどの分野では、人間の専門知識や経験が必要とされるタスクが依然として存在するため、クラウドソーシングの需要がすぐに減少することはないと考えられます。

 

チャットGPT(ChatGPT)などAIが進化する時代にフリーランスに求められること

AIが進化する変化の激しい時代においては、フリーランスは常に自己成長を続け、変化に対応する柔軟性を持ち続けることが重要です。

例えば次のようなキャリア戦略が必要でしょう。

 

スキルアップ

チャットGPTが自動化できない高度なタスクに注力し、そのスキルを高めることで、競争力を維持することができます。

自分が持っているスキルに関連する分野の知識を深めることや、新しいスキルを学習することで、自己アピールができるようになります。

 

人間の強みを生かす

チャットGPTが自動化できないタスクは、人間の特性を活かして対処することができます。

例えば、クライアントとのコミュニケーションや問題解決能力、柔軟性などの人間の強みを生かしたサービスを提供することで、付加価値を高めることができます。

 

多様なクライアントを獲得する

自分の得意分野に限定せず、幅広い分野のクライアントを獲得することで、収入源を確保することができます。

また、単一のクライアントに依存することがなくなるため、リスク分散にもなります。

 

新しいチャンネルを開拓する

クラウドソーシング以外の方法で仕事を見つけることも考えることができます。

例えば、SNSフリーランスマーケットプレイスなどで自分自身をアピールすることで、新しいクライアントを獲得することができます。

 

AIの普及によって新たに生まれる仕事

また、AIの普及によって新たに生まれる仕事を予想し、それに向けたスキルアップを図ることも重要なことです。

以下にいくつか例を挙げてみます。

(AIの普及によって新たに生まれる仕事)

・AIのプログラム設計や開発

・AIのモデルのトレーニングやチューニング

・AIを活用した分析やデータ解析

・デジタルマーケティングやコンテンツ制作の分野でのAI活用

 

また、AIの活用によって、より効率的な業務プロセスが生まれ、それに伴って新たな業務が生まれる可能性もあります。

 

こうして将来を見据えれば、AI時代には、「AIに関連するスキル」を身に付けることが最も安定的な道だと考えます。

 

決してエンジニアだけがAI職ではありません。自分の特性に合ったAI職があります。以下、紹介していきます。

 

文系出身者から理系まで AI職3種のちがい

AI職は、文系出身者から理系のエンジニアまで、自分の特性に合ったものを目指していくことが大事になると思います。

AI職は大きく分けて次のとおりです。

 

 

1.AIエンジニア

AIエンジニアは、AIシステムを設計・開発するための技術的スキルを持った人材です。

AIに関する数学的な知識やプログラミングスキルが必要不可欠です。

AIエンジニアは、ニューラルネットワーク機械学習などのアルゴリズムを選択し、最適なパラメータを調整することで、AIシステムの開発を行います。

 

2.AIデータサイエンティスト

AIデータサイエンティストは、ビジネスや社会問題を解決するために、AI技術を活用するための専門的なスキルを持った人材です。

大量のデータを収集し、解析することで、ビジネスや社会問題の解決に貢献します。

AIデータサイエンティストは、プログラミングスキルや統計学の知識などが必要不可欠です。

 

3.AIプランナー

AI技術を用いて企業や組織のビジネス戦略を立案する専門家です。

AIプランナーは、データ解析や予測分析を行うことで、将来的な市場のトレンドや需要予測などの情報を収集し、それをもとに戦略的なビジネスプランを立案します。

AI技術にもある程度精通し、ビジネスの知識も持っている必要があります。

ただし、プログラミングなど理系的知識は他の2職ほどは求められないため、文系事務職が生き残る道として、検討すべき職になるでしょう。

 

 

【大注目】チャットGPT活用スキル「プロンプトエンジニアリング」

チャットGPTの大流行で、日本でも生成AIの普及が進んでいくことが現実のものとなっています。

そうした中で、今、生成AIをうまく活用するためのスキルである「プロンプトエンジニアリング」が大注目です。

このスキルは、文系理系、技術職・事務職問わず、どの部門においても必須のものとなっていくかもしれません。

 

>>【プロンプトエンジニアとは】チャットGPTなど生成AIの進化で新たに生まれる仕事 

lossgene-ai.hatenablog.com

 

>>プロンプトエンジニアリングの講座があるオススメのAIスクール

lossgene-ai.hatenablog.com

 

 

まとめ

 

チャットGPTによるクラウドソーシングとフリーランスへの影響について、説明しました。

・チャットGPTの精度がさらに上がると、その影響はクラウドソーシングにおいても大きな変化をもたらす可能性があります。

・AIが進化する変化の激しい時代においては、フリーランスは常に自己成長を続け、変化に対応する柔軟性を持ち続けることが重要です。

・将来を見据えれば、AI時代には、「AIに関連するスキル」を身に付けることが最も安定的な道だと考えます。

 

フリーランスを対象としたクラウドソーシングにしても、AIスキルを持った人を必要とする「新たな仕事」が増えてくるでしょう。ライターより単価の高い仕事を受けられるようになるために、頑張って学ぶ価値はあると思います。